通勤時の楽しみが一つ無くなってしまい、残念だ。
「容疑者Xの献身 (文春文庫)
前作の犯人が、湯川准教授の同級生で、彼に「天才」と言わせるほどの数学者(数学教師)であるのに対し、
今回、殺人の疑いが掛かるのはただの主婦(著名なパッチワーク作家ではあるが)。
容疑者のインパクトやストーリーは前作のほうが面白く感じた。
しかし、毒殺のために使ったトリックは前作に劣らない。興奮させられた。
湯川准教授に、
「理論上はあり得ても、現実にはありえない」、
「もし虚数解でなければ、おそらく君たちは負ける。僕も勝てないだろう。これは完全犯罪だ。」
と言わせるほどのもの。
まあ、現実で同様の状況が発生しても
99.999%以上の確率で小説の結果とは異なるものになっていそうだ…(つまり、失敗していそうだ。)
だからこそ、小説の中だけでしか起こり得ない虚数解なんだが…。




